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森に集い、森を育て、森で遊び・学ぶ 森会

会の紹介profile

会の紹介










「森を育てる会」は福岡市にある油山自然観察の森の保全活動を通じ、広く緑地保全活動を行う市民の育成、交流を行うことを目的をする市民グループです。

現在私たちは、森を守る作業を通じて自然を感じ、人と語らい、自然について考え、多くのことを学んでいます。会員は小学生〜80歳代までと幅広く、古くからの会員も、会に入ってまだ日の浅い会員も、みんな一緒に楽しく作業を行なっています。

表彰受賞等

2006.2.11:さわやか福祉財団「ワンモアライフ勤労者ボランティア賞」
2010.10.30:財団法人 福岡市森と緑のまちづくり協会「花と緑のまちづくり推進功労賞」
2012.6.2:第23回「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰
2011.10.28-29:みんなで学ぼう森林の生物多様性シンポジウム・森林見学ツアーに参加
2012.1.25:国土交通分野における地域の生物多様性保全活動の促進に関する地方セミナーに参加
2013.5.25:第64回福岡県植樹祭「福岡県緑化功労者 福岡県知事賞」
2016.10.15:福岡市緑のまちづくり協会「第14回花と緑のまちづくり賞 最優秀賞」
福岡市緑のまちづくり協会情報誌2016年秋・冬号に掲載されました。
2017.11.19:第四十一回全国植樹祭「国土緑化推進機構 感謝状」
2019.10.27:福岡市市民の森50周年「福岡市民の森協会 感謝状」 
2020.6:福岡市「第10回福岡市環境行動賞最優秀賞」


会のあゆみ









1992年度から3年間、油山自然観察の森で、福岡市による「カブトムシの森整備事業」という甲虫の誘致林整備が行なわれました。

1995年、整備事業終了後の維持管理方法の模索と、市民による里山管理の萌芽期という時代の流れから、油山自然観察の森が、クヌギ・コナラ林の保全活動を行なうボランティア募集を行ないました。

これが、「森を育てる会」のはじまりです。その後、会は、(公財)福岡市緑のまちづくり協会並びに油山自然観察センターの支援を受けつつも、ボランティアが中心となった活動をつづけています。

活動内容














〜人が利用することで守られてきた森〜


昭和30年代まで、人は森からの恵みを燃料や食料として利用しながら暮らしていました。

そのため、森を手入れし、大切に守ってきました。実は、この手入れが、森の景観や様々な生きものの暮らしを守ることにつながっていました。

「人」と「森」と「生きもの」が深く関わりながら暮らしていたのです。今、豊かな暮らしと引き換えに、人の暮らしから遠くなってしまった森は、人や生き物を寄せつけなくなってきました。私たちは、昔あったような森を少しでも再現できればと思い、森づくりをおこなっています。

フィールドと活動











1 フィールド

(1)カブトムシの森
 「里山に代表されるクヌギ・コナラの二次林」の自然環境の復元・維持作業
(2)アカマツ林
 放置すれば常緑樹林になっていく「貴重な植物群落・アカマツ林」の保全作業

2 活動
(1)油山自然観察の森の保全活動
  @油山の多様な自然環境、景観を保全する
  A森を育てながら様々な生きもののすみかをつくる
  B生きものの観察、森の恵みの利用を通じて自然に親しむ
  C人と里山とのつながりやあり方を考える

(2)会員同士の親睦を深め山野での作業技能向上を図るための活動

(3)自然観察の森での植生調査、昆虫調査

(4)大学の先生や専門家を講師とした森づくりの勉強会

(5)緑地保全活動を啓発するための活動

(6)「油山自然観察の森」の運営への協力

(7)安全講習会、道具の使い方、木工教室、草木染などを開催

(8)うん・えー会(運営会議)を年4回開催

カブトムシの森の保全











森を育てる会では油山自然観察の森にある「カブトムシの森」で油山自然観察センターと協力しながら保全作業をおこなっています。

この森での目的は、長期保全計画(会の基本方針)として、「里山に代表される二次林(具体的にはクヌギ・コナラを主とした林)の自然環境を復元する作業を行い、その象徴として、カブトムシなどの甲虫類が生息・観察できるような森づくり」の実現を目指しています。

この計画は、「カブトムシの森」基本計画報告書(福岡市農林水産局林政課・1992年)や「森の将来像つくりワークショッブ2001年」(油山自然観察の森・2002年)などの施設の方針を前提とし、会員で話し合い作成しています。











◆長期保全計画(基本方針)

里山に代表される二次林(具体的にはクヌギ・コナラを主とした林)の自然環境を復元する保全作業を行い、その象徴として、カブトムシなどの甲虫類が生息・観察できるような森づくりを目指す。

アカマツ林の保全















昔はどこにでも見られたアカマツ林ですが、落ち葉かきや林内に生える常緑樹伐採がされなくなり、全国的に減少しています。

油山のアカマツ林は福岡県のレッドデーターブックに貴重な植物群落として掲載されています。

森を育てる会は放置すれば常緑樹の林になっていく林をアカマツ林として保全するための作業を行っています。

この計画は、「カブトムシの森」基本計画報告書(福岡市農林水産局林政課・1992年)や「森の将来像つくりワークショッブ2001年」(油山自然観察の森・2002年)などの施設の方針を前提とし、会員で話し合い、油山自然観察センターと調整しながら作成しています。

<長期保全計画(会の基本的な考え方)>
「いつも元気なアカマツ林」として
1 1本1本が元気な木であること
・ おちばかきをする
2 代々続いていく林であること
・実生(芽生えのこと)の発芽
・生育促進のため地かき
・日光を好むアカマツのため周囲の木を除伐する 
3 会員以外の方への開放(広く市民に知ってもらう)
・看板の設置









カブトムシの森・アカマツ林五ケ年保全計画
(2024年〜2028年)

現在、会では、2024年からの五か年計画に基づき、整備を計画的に行っています。
下記の計画をご覧ください。


 カブトムシの森・アカマツ林整備五ケ年計画


安全対策・ボランティア保険











会の安全対策と保険について紹介します。

詳しくは安全対策参照

会の運営










会の運営、組織構成、油山施設との関係、世話役、役員について紹介します。

詳しくは運営参照

Q&A










会員構成、経験の有無、活動日、フィールドなどよくある質問にお答えします。

詳しくはQ&A参照

会報(森ものがたり)










会報「森ものがたり」について

当会では、広く緑地保全活動を市民へ広報するため、会の発足当初から、活動報告、活動予定、調査報告、勉強会報告、情報提供などからなる会報「森ものがたり」を作成してまいりました。
 しかし、昨今のデジタル化の流れを受けて、広報手段の見直しを行った結果、2023年3月発行の145号をもって廃止とすることにいたしました。
 今後は会のホームページやSNSにて同様の内容を情報発信してまいります。なお、ここに、これまで作成してきた2012年1月発行第100号から2023年3月発行第145号までの森ものがたりを掲載いたします

2023年3月

会報 森ものがたり バックナンバー(100号〜145号)

油山自然観察の森 森を育てる会

〒811-1355
福岡市南区大字桧原855-1

ABURAYAMA FUKUOKA
自然観察センター内

TEL 080-1789-9269
http://www.morikai.org/